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古典SF-RPGトラベラーシリーズの話題ほか、いろいろ

トラベラー狂会 ルルイエ支部

Supplement 3: Fighting Ships
Mongoose Publishing

Supplement第3弾は、戦闘艦のデータ集である。第2弾のTraders and Gunboatsでは扱われていない、軍用大型艦に特化した内容である。

・・・データ集なのであまり説明することもないのだが、掲載されている宇宙船はCTのFighting Shipとほとんど共通している。例えば、巡洋艦なら装甲巡洋艦Ghalalk級や、辺境巡洋艦Azhanti High Lightning級、空母なら、Antiama級や、Wind級とCTからのおなじみの艦のデータが並んでいる。反面、新作の大型艦は皆無で、戦闘艇クラスの小艇がいくつか追加されているのみである。

 これだけ聞くとあまりたいしたことがないように感じるかもしれないが、全ての宇宙船についてデッキプランが付属しているということを忘れてはいけない。CTでおなじみの戦艦、巡洋艦のデッキプランが一通りそろうのである。そういうものが好きな人(私を含む)にとっては、たまらない一品に仕上がっている。また、デッキプラン部分「だけ」ならゲームシステムを選ばないため、CTやMTへ流用することは可能だ。もっとも、普段のゲームではあまり使わないものであることは間違いないので、無理にそろえる必要はないだろう。

 なお、個人的にはTigress級戦艦のフルデッキプランが見られただけでも、元は取れたと思っている(爆)。

・・・バトルライダー/テンダーのデータや、新設計艦データによる続編を期待したいところだけれど、さすがに無理かな(笑)
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| Mongoose版 Traveller | 02:32 | トラックバック:0コメント:0
Book3:Scout
Mongoose Publishing

 拡張ルール第3弾は偵察局モジュールである。CTの同名のものと異なり、星系データを拡張するルールよりも、偵察局の組織や任務、装備品などに特化した内容のようだ。では詳しく見ていくことにする。

 まずはキャラクターメイキング、部門としては、Contact(接触)、Courier(クーリエ)、Explanation(探査)、Special Ops(特殊工作)、Survey(調査)の5つが用意されている。もちろん、それぞれに2~3の専門分野が準備されていて、全部で14種類となっている。Contact部門以外は前職により応募ボーナスがつく場合(例えば、Scholer出身者がSurvery部門に応募等)がある。また、出身世界が、一定の条件を満たしている場合(Asteroidとか)にも+1の応募ボーナスを得られる。各部門は、CTでいう現場部門にあたるものを拡張したような感じだ。ちなみに、Explanation部門と、Survey部門の違いであるが、Explanation部門が、航路探査や、発見した星系の初期調査に携わり、その結果を受けてSurvey部門が詳細の調査・分析に赴くという分け方になっているようだ。
 なお、偵察局に応募する際は、除隊後も再召集をかけられることがある、ということを念頭においておくこと(再召集は断ることもできるが、罰金2万Cr.、もし払わなければ2年の懲役刑がまっている)。もっとも、再召集をかけられた場合の稼ぎは悪くない(たいていは、6ヶ月未満の任務で、報酬は最低Cr.24,000)し、長期任務(1年以上)の場合、恩典(金銭以外)もつくので、よほどの事情がない限り、応じておくのがよいだろう(レフェリーにとっては使いやすい導入ポイントだ(笑))。

 さて、次の章は偵察局のミッションについて、要するにミッション作成ルールである。ミッションの作成手順は3ステップで構成されており、最初に依頼主(偵察局のどの部門の依頼か)を決定、次に、求められている要員(どのような経歴、スキルの持ち主が必要なのか)の詳細決定、最後に、実際に要求される任務を決定するという流れとなる。与えられる任務は、例えば、Contact部門の依頼であれば、First Contactや、Re-Contact、Courierからの依頼なら、メッセージ配達や、暗号解読、Explanation部門からならさまざまな種類の探査任務と、部門毎に特色のあるものとなっている。
 また、この章には偵察局基地に関連するルールおよび、サンプルの偵察局基地(要員データ込み)も記載されている。偵察局基地は、メイン宇宙港のグレードが低いほど存在しやすく、かつ、基地としてのグレードも高くなる傾向にあるようだ(まぁ、主な活動範囲が辺境だし・・・)。サンプル基地は自分で偵察局基地の設定を作る際にも十分参考になるだろう。

 その次の章は、装備および宇宙船、装備品は、一般的な装備品から、各部門ごとの特殊装備、輸送機器まで面白いものがそろっている。宇宙船も、モジュールの積み替えによりさまざまな任務に対応できるSX型150トンFronteiersman偵察艦や、複数の調査船を運べるSurvey Rider、小型の高速連絡艦(100トン、J-6 ,6G(ただし、ドロップタンク併用の場合)やら、100トンJ-5,5Gやら)など、特徴的な宇宙船が掲載されている、もちろん、全ての宇宙船にデッキプランがついていることは、言うまでもない。

 First Contact and Serveyの章は、それぞれのミッションの際に従うべき手順や、ミッションチームの人員構成などが解説されている。例えば、First Contactミッションの場合、最初に、相互の意思疎通の可能性評価(言語分析が可能なら、通訳モジュールを作成)、および、遭遇が及ぼす直接の影響の評価(攻撃的か?どのくらいの脅威か?etc.)を行い、それから、行動方針を決めるといった具合である。一方、Serveyミッションではそれぞれの調査フェーズ毎に達成すべき目標と、中断事由(こういう状況がおきたら直ちにミッション中止)が解説してある。なお、この章に、拡張星系データの作成ルールが含まれているが、CTの偵察局に含まれているものよりも、だいぶ簡略化されたものとなっている。

 IISS Scout Serviceの章には第三帝国における、帝国偵察局の組織構成(組織図含む)や、それぞれの組織の概要説明が記載されており、簡単なものとはいえ、ゲームの背景として使うには十分な情報が含まれている。

 最後のサバイバルの章は、さまざまな環境におけるサバイバルについての解説である。サバイバルが必要な状況は、特に偵察局員に限った話ではないと思われるのだが、偵察局の探査部門や調査部門では、日常的に敵対的な環境下でのサバイバルに直面する(コンラッド消耗部隊かい!)ということでここに収録されたようだ。サバイバル装備の心理学に始まり、サバイバル時のストレスの影響や状況の評価方法、必需品(水、食料、住処、etc.)、特殊環境下(極地、砂漠、etc.)でのサバイバルなど、さまざまな状況下でのサバイバル方法が記載されている(もちろん、標準のサバイバルキットも記載されている)。

 星系データを拡張するルールがあまり含まれていないのが個人的にはちょっと残念ではあるが、おそらく、詳細な星系データについては、通常のゲームではあまり使われないだろうという判断で、こういう構成となったのだろう(実際、手間の割にはあまり使わないし・・・)。

 さて、 順調に出版されているmongoose Travellerシリーズであるが、現時点で、ルールについてはBook 6まで、ラインナップされており、7月発売予定のBook 6はScoundrel(悪党 or ろくでなし)である。Book 4のPsionといい、Book 5のAgentといい、CTをなぞっていたのは、どうやら最初だけだったらしい。なお、Alienモジュールの第1弾は6月に予定されているAslanとなるようだ(最初はVargrあたりだと思っていたのだが・・・)。また、Supplementも5までラインナップされている。
| Mongoose版 Traveller | 04:15 | トラックバック:0コメント:2
Adventure 1: Beltstrike
Mongoose publishing

 アドベンチャー第1弾、アステロイドベルトを舞台にしたキャンペーンモジュールである。2部構成となっており、第1部が背景情報や追加ルール、第2部がSchaeffer beltを舞台としたキャンペーンシナリオである(ページ数的にはシナリオ部分が2/3、背景および追加ルールが1/3くらいの比率)。

 まず、第1部の背景世界&追加ルールであるが、3章仕立てとなっており、第1章がアステロイドベルトの軌道毎の特性やアステロイドのタイプ説明、各種鉱物の解説、および採掘(試掘含む)関連ルール、第2章がベルターキャラクター作成ルール、第3章が装備品カタログという構成である。
 第1章で解説されている試掘手順であるが、まず、試掘したい軌道に宇宙船を乗せて、センサーでスキャンし、反応があったら詳細な調査を行い、実際に資源があるかどうかを判定、その後、発見した資源の量や価値を決定するという3段階の判定で行うものとなっている。第一段階のスキャン時にスキル他の修正値込みで8+を出せば、センサーに反応があったことになり、その後、どんな反応(結晶質なのか、高密度物質なのか、etc.)があったかを決める、ここで決まった結果と第2段階の詳細調査で決まるアステロイドタイプにより実際の資源の存在チェック値が決まる(運が悪いと、存在チェック値決定の時点で何も存在しないという結果になる場合があるが・・・)。ここで決まったチェック値以上の出目(ただし、スキル修正なし)を出せば、無事に価値ある資源を発見できたことになる。その後、どのくらいの価値のものを見つけられたかを決定し、権利を主張するビーコンを設置するという流れとなる。なお、反応のあったアステロイドに実際に資源がある可能性は、一番よくて40%程度(たいていは20%未満)と、決して高いものではない、おそらく、ものになるアステロイドを一月に数個発見できればいいほうではないかと思う(うまく当ればでかいけどね~)。
 さて、キャラクターメイキングであるが、低TL(TL=7 or 8)のアステロイドベルト生まれの場合、筋力と耐久力に-1のペナルティと、敏捷度に+2の補正を受けるようになっている。この補正は0Gないし低重力の影響によるもので、高TLのベルターの場合、人工重力が利用されているという設定なので補正はなくなる。また、生粋のベルターの場合、基本スキルとして、<0G環境-0>と、<宇宙服-0>、および、出身環境(高人口とか、高テクノロジーとか、etc.)により得られる0レベルスキルの3つを得る。用意されている専門分野は、Miner(採掘者)、Prospecter(試掘者)、Researcher(研究者)、Worker(労働者)の4つ、スキルとしては<試掘>が追加されたのみで、他の追加スキルはない。なお、<試掘>スキルはMinerとProspectorでしか取ることはできない。全体的に対人関係スキルは乏しく、機械技術系と、宇宙関係のスキルが豊富な感じである。除隊恩典には試掘ライセンス(ライセンスなしの試掘行為は海賊とみなされるので注意)と、アステロイド株(月当たり500Cr.を生涯にわたって受け取れる)が追加されている。
 第3章の装備品の章に記載されている装備品類は、種類こそ少ないが、他では手に入らないようなものばかりが並んでいる。また、長期間の試掘作業を可能とするライフサポートシステム(1トンで150週人、つまり一人なら150週分、二人なら75週分)や、宇宙船および装備品のメンテナンスパッケージが用意されていることが特徴的だろう。宇宙船は基本ルールに記載されている試掘船の改造型で、ジャンプドライブとジャンプ用燃料タンク、専用室(!)を撤去して船貨スペースを拡張したBelt Seeker Singleship(一匹狼のベルター御用達らしい・・・)と、5,000トンの採掘プラットフォームが、デッキプランとともに記載されている。

さて第2部のキャンペーンシナリオは、6章で構成されているが、最初のSchaeffer beltの章は背景説明なので、実際のシナリオ部分は5章分となる。
 舞台となるSchaeffer beltのある、Sonara星系だが、帝国と接触がなく、かつ自前のジャンプ能力を持たない世界という設定となっている。ただし、オフィシャルの第3帝国に登場させたいときには、Darrian、Five Sisters、District 268のいずれかの星域の空いているところに配置しろということなので、既存キャンペーンに組み込むことも不可能ではないようだ(普通、そんなところまで行かないだろ、というのはさておき)。第1章では、主世界であるSonares Iや、植民地であるSonares IIのデータに加え、Sonara星系の歴史や、Schaeffer beltの各居住区の概要や、代表的な居住区であるShorananおよび、Vinenの詳細情報(概要図含む)なども記載されている。
 第2章The Factoryからが実際のキャンペーンシナリオの始まりである。オープニングであるThe Factoryであるが、PC一行は、LFCという企業に所属(第2章にLFCの詳細情報が含まれている)している状態から始まる。まず、PC一行がLFCのボスに呼び出されて、古い(使われなくなって数年経つ)Mining Platformの調査(というか査定)のミッションを言い渡される(そのPlatformにつけられた名前がThe Factoryだ)、期間は往復の日程込みで5週間(往復各一週間、現地調査3週間)の予定、まぁ、長期間放置されたPlatformによからぬものが住み着いているのは、お約束なのでくれぐれも油断しないように。次のSignal To NoseはThe Factoryの買取後、The Factoryをレストアするためのパーツ調達に行くときに巻き込まれるいくつかの事件というもの。続く、Working Them Angelsで、ようやく、The Factoryが稼動を開始する(その、ついでにThe Factoryが設置されていたアステロイドで余計なものを見つけて、事件に巻き込まれたりするわけだが・・・)。次のAdventure In The Chlaer Radicalでは、The Factoryがフルテストを行えるように、Chlaer Clusterで手ごろな小惑星(直径1km程度)を見つけて来いという任務を受けるところから始まり、平常業務が1年ほど続いた後で、いくつかの事件(ドラッグを持ち込まれたり、救難信号を受けとったり、etc.)が起こるという構成だ。最後のBelt Warは、Sorenasのカリスマ指導者の死に乗じてShaeffer Beltの覇権を握ろうとする大企業と、その対抗勢力の争いに巻き込まれるというもの、もちろん、どちらにつくか(あるいは中立を守るか)によってその後の展開は変わってくる、諸君の健闘を祈る。なお、最後のシナリオが終わっても、途中に出てきた謎や事件のいくつかは未解決のまま残っており、その後の展開はレフリーに任せられている(末尾に今後の展開例として8つの展開が記載してあるが・・・)。
 見ての通り、かなりのボリュームのあるキャンペーンなので、優に半年は遊べるものになっていると思われる。おそらく、アステロイドベルトでの生活を満喫したい人にとっては最高のアドベンチャーであろう。 

 そういえば、VALISさんとこで、strike意味について3パターンの解釈があるような話が出ていたけれど、どうやら、そのうち二つは当てはまっているようだ。
| Mongoose版 Traveller | 01:23 | トラックバック:0コメント:2
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ナイR@TEP

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トラベラーシリーズに手を出してはや20年以上になりました。
ここ何年もプレイする機会に恵まれないけど、またやりたいなぁ・・・。

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