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古典SF-RPGトラベラーシリーズの話題ほか、いろいろ

トラベラー狂会 ルルイエ支部

恐怖のAI Virus
 TNE世界を特徴付けるAIウィルスについて、ちょっと調べてみた。

 まぁ、いまさら私が書くまでもなく、馬場秀和氏の手による優れた解説があるわけなんだけれど、TNEルールブックと、Virus source bookを読んでいてちょっと気になったことがあったので覚書代わりにまとめておく。なお、かなりいい加減、かつ語学能力もあてにならないので鵜呑みにしないように(爆)。

 まず一つ目、ウィルスの元となった、Cymbelineで発見された珪素生命体について。生命とはいえ、実体は動物程度の知性を持った電子回路というのが正しいよう(自意識と自己増殖機能を持ったIC or LSI?)。んで、そのままでは高い知性を持ち得ない(せいぜい動物レベル)が、コンピューターデータベースに接続することで高い知性を発展させられることが発見された。本来の環境下では、共食いを行い、犠牲者に自分の回路パターンの上書きを行い増殖するという行動をとっていた。ただし、自身の生存には地熱や太陽光などから得られる電力があれば大丈夫で、資源を必要とするのは、増殖活動のときのみ(ブランクチップ、または、犠牲者の回路に自分自身を転写する)。
 ・・・っとまぁ、そういう代物らしい。んで、この回路を上書きして増殖するという性質が、最高の―非常に人道的な―兵器になる(本来の回路書き換えられた結果として、敵が装備を使用できなくなるため、武器による破壊が必要なくなる)と考えられて、開発されたのが、帝国を壊滅に追い込んだウィルスということのようだ。つまり、いわゆるコンピューターウィルスとはまったく異なるものである。なにせ、、ハードウェアウィルスなのだ(こんなにとんでもない代物だとは思わんかった)。
 ただ、開発者は、まさか、ウィルス自身が自己の目的のために乗っ取ったシステムを使用するようになるということまでは考えなかったらしい。しかも、特定の性向を持たせることは難しく、また変異をコントロールすることができなかったため、かろうじて、自殺衝動を植えつけることには成功したものの、開放して程なく、植えつけた自殺衝動が広範な殺人衝動へと変わり、その結果、大崩壊を引き起こしてしまった、というのが真相のようだ(はた迷惑な話だ)。

 んで、2点目、上の通りだとすると、「トランスポンダーによる通信で感染できるのはどうしてなんだ?」ということ、いや、回路上で動いているプログラムを転送するということは可能なんだろうけれど、問題は、ハードウェアを書き換えるという能力をソフトウェアでどうやって実現するんだ?という点。普通に考えると、ハードウェア側にソフトウェアからの書き換え機能が実装されていなければ、いくらソフトウェアとして機能が実装されていても、それだけでは役に立たないたろう(実はソフトウェアでテレキネシスを実装して、それで書き換えているというオチはないよな)。一つの可能性としては、この時代の素子はそもそも、ソフトウェア側から変更可能なインテリジェント素子(例えば、学習によって進化するシナプス素子はその際たるものだろう)が主流になっていて、ハードウェアの書き換えが自在にできるようになっているのではないかということ。もう一つは、実は通信にまぎれて、チップ本体を送り込んでいるという可能性。後者だと、例えばホロクリスタルなどの、媒体経由で感染を広げることは可能だろうし、宇宙空間でも十分に接近していれば胞子のようにチップをばら撒くという手が取れるかもしれない。おそらくは、前者なのだろうと思うのだが、実際のところどうなのだろう?

 てなわけで、何気に調べてみたら、ウィルスといいつつ、いわゆるコンピュータウィルスなんて生易しいものではないことが判明してしまった。こりゃ、駆除するが大変なわけだ。

さて、次回は、Virusの系譜について.。
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| Traveller The New Eraシリーズ | 02:48 | トラックバック:0コメント:3
Short Adventure 8 Memory Alpha
GDW(FFE)

 もともとは、1984年のGenConとOrigins用に作成されたトーナメントアドベンチャーで、T4用のバリアントが存在しているらしい、バリアントについては後で調べてみることにする。単独での発売はされておらず、FFEの「The Classic Short Adventures」にのみ収録されている模様。Double Adventure 7収録のものと異なり、こちらは特にPCは限定されておらず、ルールにしたがって作成されたものであればよいという形になっている。

 PC一行はA2型貿易船Regent Arbellatraの乗組員として、大裂溝横断ルートの探索を行っており、現在はコリドー宙域にいるというところから始まる。一行が、Waltherport星系近辺の探索をおえて(探索自体は失敗している)、Kaasu星系へ向かい星系を離脱しようとしたところで、パワープラントのオーバーロードが発生、パワープラントが完全に停止する前になんとかStrand星系にたどり着く。StrandのZDE社の見立てではだいぶコストがかかるけれども、修理が必要とのこと、その後、なんとか、Nocturne星系にたどり着くも、再度パワープラントが停止してしまう。現地のメカニックによると、60万Cr.の費用と2週間の期間がかかるということだが、(当然)一行にそんな持ち合わせはない。この時点での日付は1110年の294日だ。
 が、一行が宙港街にいくと、すぐにパトロンが見つかる。Lone Star Barで一行は身なりのよい紳士から、適当な前置きの後で、次のような申し出をされる。「君たちにお願いするミッションは細心の注意を払わなければならないともに、公にできない性質のものだ。働きに対して十分以上の支払いはするが、完全な機密を保たなければならない。そのためにミッション中の記憶は消さなければならない。」しばらくの間をおいて、一行がこの条件に対し何らかの反応をしようとしたときに、パトロンは次のように続ける「君たちの働きには感謝している。」、そして、分厚い封筒を一行のほうに滑らせると、立ち上がり店を出て行ってしまう。

 そんな「いったい何が起こったんだ?」というような状況から、ゲームは開始される。ここから先の展開はPC次第である。なに?「何をすればよいかわからない」って?自分たちに何が起こったかが気にならないかい?つまりはそういうこと、「何が起こったのか(あるいは何をしたのか)」を突き止めるのが、当面の目的だ。ん?「『当面』ということは真の目的は別にあるのか?」とな?それについてはノーコメント、実際にプレイしてのお楽しみということで。ひとつヒントをあげるとすれば、すでにミッションは完了しているということと、そのうち何かが欠けていることに気づくだろうということだ。あ、一つじゃないや、ま、いいか。

 とまぁ、少ない手がかりを集めながら、自分たちが何をしたのかを洗いなおすという、ちょっと変わったタイプのアドベンチャーだ。元々の想定どおりのトーナメントシナリオとして使用するのであれば、公平を期すためにレフェリー間での調整は必須となるが、ざっと見た感じだと、記載されているよりもPCに与える情報やヒントは多めにしたほうがいいように感じる。

 なお、タイトルとなっている「Memory Alpha」とはVlandの帝国博物館に展示してある太古の遺物の一つの名前で、近くにいる知性体に宇宙旅行のイメージを見せてくれるものらしい。が、実際に何なのかはまだ明らかになっていない。
| Travellerシリーズ | 02:32 | トラックバック:0コメント:2
速報:Adventure 1: Beltstrike発売
VALISさんとこでも取り上げられているけれど、何とか予定通りに「Adventure 1: Beltstrike」が発売されたようだ。

 まだ現物にはお目にかかっていないが、後2~3週間もすれば入荷されるであろう。previewを見た感じ、なかなか興味深い内容のようであるが、詳細は入手してからということで。

なお、今後の発売予定であるが、本来Beltstrikeと同時期発売だった「Book3:Scout」が2月にずれ込み、「Adventure2:Prison Planet」と「The Universe of Babylon 5」を加えて2月には3冊が予定されている(が、これまでの経緯を見た感じでは予定通り出ない気がする、なにせ、いまだにpreviewも公開されていない)。続いて、3月には超能力者モジュール「Book4:Psion」と、「Supplement 3: Fighting Ships」、4月には「The Trouble with Draz」と「Warships of Babylon 5」、5月には、「Book 5: Agent」、「Hammers Slammers」、「Project Steel」の3冊と毎月2冊以上のかなりハイペースの出版予定となっている模様。

 予定されているものを見るとわかるとおり、Travellerのシステムを使ったBabylon 5の世界モジュールや、小説を元にした新たな舞台「Hammers Slammers」など、これまでのシリーズとはちょっと違った展開をみせている。また、追加ルールにしても、超能力者モジュールにエージェントモジュールと、ちょっと異色なものが予定されている(それにしても、Merchant Princeはないのか?)など、これまであまり取り上げられていなかったものも取り上げてくれているようで、先が楽しみである。
| Mongoose版 Traveller | 01:42 | トラックバック:0コメント:0
Double Adventure 7 Stranded On Arden/A Plague of Perruque
GDW(FFE)

Double Adventure 7 となっているけれど、実際には発売されていない、FFEの「The Classic Short Adventure」に収録されている。「Stranded On Arden」のほうは初出は雑誌掲載、「A Plague of Perruque」は元はトーナメント用のアドベンチャーだそうだ。

Stranded On Arden

 舞台となるのは、ヴィリス星域のアードン星系、時は1107年210日。この日付をみて、ちょっと待て、と思ったあなたは鋭い。そう、第5次辺境戦争の始まりの時期だ。そんな時期に、運悪くアードンで足止めを食ってしまう(出国ビザが下りない)、しかも、一週間もすればゾダーン艦隊がやってくるという。もちろん、力づくで出ていくというのは論外だ(その場合、問答無用で撃破される)。残された方法は、ゾダーン艦隊がやってくる前に何とか合法的に出国ビザを手に入れること・・・。
 まぁ、ようするに「出国ビザ」シナリオのバリエーションってことだ。この手のシナリオは非常に使い勝手がいいらしく、他にも、トラベラーアドベンチャーに収録されていた「ジーラのワイン」のようなバリエーション(ライバルに気づかれないようにできるだけ早く輸出に必要な手続きを完了させる)がある。
 実際、できるだけ早く必要とされる書類をそろえるというシチュエーションはかなり応用範囲が広く、さまざまなバリエーションを作成することができるし、舞台もあまり選ばない(それなりの官僚機構があって、ある程度以上に治安のいい星系であればよくて、TLはあまり関係しない、とはいえ、さすがに中世以前とかは無茶かも・・・)。頻繁に使うのは考え物だが、定番シナリオとしてバリエーションをストックしておくと何かと役に立つだろう。
 私自身も、「出国ビザ」のバリエーションシナリオを自作したことがあるが、使いまわせるように、いろいろ詰め込んだ結果、A4用紙1枚に2ページずつ印刷して23枚にもなるような大部のものになってしまった(爆)、くれぐれも同じ轍は踏まないように。ネタとしては、宇宙船の登記および、購入資金の融資の取り付けというだけなのだが、やり方によっては、「私掠船」としての登録ができるようになっていた(笑)。

A Plague of Perruque

 いっぽう、こちらのシナリオは、疫病ネタ。PC一行がウエーキー滞在中に遭遇した、奇病の原因を突き止めるというもの。元々がトーナメント用に準備されたシナリオであるため、各チームが同じPCを使用してプレイする前提となっている(具体的には、Tarsus(日本未発売モジュール)に収録されているPCカードを使用)。また、プレイ開始時にプレイヤーに与える情報についても、余計な情報を付け加えないようにとの注記があったりする。
 見た感じ、トーナメント用のものをそのまま収録した風なので、既存のキャンペーンで利用しようとした場合、最低でもイントロダクション部分は修正が必要だろう(単発でやるにしても、別途Tarsusのキャラカードが必要というのがネックか)。プレイ自体は基本的に移動と調査および情報収集がメインとなっていて、進行自体はそれほど難しいものではないだろう。また、与えられる情報もかなり具体的で、よほどのことがない限り、用意されている答えのいずれかにはたどり着けるだろう(ただし、正解はそのうちのひとつだ)。なお、トーナメントのスコアリングだが、最後に医療報告書を書くことになっており、その記述内容や正確さによって順位を決定するようだ。
 このような疫病ネタも、割と使いやすいシチュエーションだろう、なにせ、こっちならよけいに場所を選ばない(が、低TL世界では取れる手段がごく限られるのが難点か)。問題は、かなりの期間(数週間から数ヶ月)、外部から隔離されてしまう可能性があるということ、ローンを抱えたPC達にとっては死活問題となりかねない。乱用は禁物だがうまく使いこなして、PC一向に適度の刺激を与えてやってほしい(マテ)。
| Travellerシリーズ | 01:07 | トラックバック:0コメント:2
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トラベラーシリーズに手を出してはや20年以上になりました。
ここ何年もプレイする機会に恵まれないけど、またやりたいなぁ・・・。

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