FC2ブログ
古典SF-RPGトラベラーシリーズの話題ほか、いろいろ

トラベラー狂会 ルルイエ支部

Double Adventure 3 Argon Gambit/Death Station
GDW(FFE)/HobbyJapan

ダブルアドベンチャー第3弾、どちらもソロマニ・リム宙域を舞台としたアドベンチャー、ただし、Argon Gambitはミステリー風、Death Stationは、宇宙船探索と、毛色のまったく異なった2本立て。HobbyJapan版は、「黄昏の峰へ」と共にボックスセットとして発売されていた。「黄昏の峰へ」をプレイする際に、挟み込むショートアドベンチャーという位置付けのものなのだが、舞台設定をいじらないとそのままでは使えないのが難点(とはいえ、候補となる世界はいくつかあるので大した手間ではない)。

Argon Gambit
ジャンプの際の燃料漏洩によりパワープラントが損傷、何とか修理施設のあるところまでの曳航費用は賄えたものの、貨物の売却益を加えても修理費用を捻出するには遠く及ばない、加えて、一ヶ月以内に修理を開始しなければ、航路の障害となり得るために接収するとの当局からのお達しが・・・不足金額は75万Cr、どうしたものかと酒場で頭を抱えているところに、仕事の依頼が転がりこむ。依頼の内容は、ある要人の公的生命を抹殺しかねない書類を七日以内に奪回してくること。報酬は100万Cr、もちろん実際には単純な奪回任務で済むはずもなく、ソロマニ党をめぐる厄介な政治的陰謀に巻き込まれることになる、PCの運命や如何に?
 という感じで始まる、ミステリ仕立ての非常によくできたシナリオなのだが、プレイするとなると少々厄介であろう。いや、プレイする事自体はそれほど困難ではないのだが、「プレイヤーが上手く真相を突き止められるか?」という部分が難しい。おそらく、記載されている情報に加えて、ある程度の追加情報を与えないと、何が何やらわからないうちに終わっ手し舞う結果になりかねないだろう。
また、プレイの際に地図や見取図が必要になる場合があるが、自分で作るよりもネット(googleMAPや、不動産情報)から適当な物を引っ張ってくる方が楽であろう(便利な時代になったものだ)。
なお、もし、「黄昏の峰へ」に組み込むのであれば、高人口の小国分裂世界(ポロズロ)や、適度のTLを持った間接民主制世界(ヒーノズ、ペイヤ)あたりを使用するのがよいであろう(もちろん、ソロマニ党の名前もそれらしく修正することをお忘れなく)。

Death Station
依頼は非常に単純なものだった。数日連絡が取れなくなっている宇宙船の様子を見てきてくれ、それだけのことだった。おそらく単純な通信機の故障にすぎず、上等の食事をご馳走になって、お小遣い程度の報酬をもらえる楽な仕事、みながそう思っていた。それがあんな悪夢のような体験につながるなどとは誰も考えてはいなかった・・・。
思わず、そんな回想録を書きたくなってしまう、ちょっとホラー仕立てのアドベンチャーである(実際、展開によっては非常に怖い思いをすることになるだろう、もちろん、よいレフリーなら、ホラー映画や小説などを参考にそういう展開に持っていくものだ(マテ))。冒険の舞台は軌道上に停泊している400トン実験船、その中をPC達は少しずつ探索していくことになる。もちろんデッキプランも付属しており、この宇宙船は面白いことに、いわゆるリング状の宇宙ステーション型となっている。
なお、もし、「黄昏の峰へ」に組み込むのであれば、鄙びた低人口世界(パイリーマ、キノーブ、エキスト)を舞台にするのがよいであろう。
スポンサーサイト



| Travellerシリーズ | 01:37 | トラックバック:0コメント:0
Double Adventure 2 Mission on Mithril/Across the Bright Face
GDW(FFE)/HobbyJapan

ダブルアドベンチャー第2弾、今度は惑星探査物のセット。ただし、大半が雪と氷に覆われた惑星と地軸が恒星に向いており、北半球が灼熱、南半球が寒冷の惑星の両方とも極端な環境での冒険。日本語版はMission on Mithrilが、Shadowsと共にHobbyJapan版スタートセットに付属、Across the Bright FaceがTactics誌29号に記載。従って、国内では、ダブルアドベンチャーとしてまとまった形での出版はまだなされていない。

Mission on Mithril
ジャンプドライブが故障したところが運悪く、ソードワールド連合の保護世界のMithril、ダメ元で救助を求めたら、喜んで助けてくれるとの連絡が入った。が、着陸してみるとちょっと話が違ってくる。部品はあるが、ただで渡すわけにはいかない、その代わりにちょっとした調査を引き受けてくれとのこと(足元見られてるともいう・・・)。そんなわけで、ジャンプドライブを修理してもらう代わりに、ATVで指定された三ヵ所の調査に赴くことになる。
 もっとも、ちょっとした調査といいつつ、惑星を一周する位の長丁場の調査なのだが・・・。おまけにMithrilは平均気温が氷点下で、惑星の大部分が雪と氷に覆われた惑星である。いくら移動手段としてATVを渡されているとはいえ、かなり厳しい旅になることはいうまでもない(途中で食糧の現地調達も必要だし・・・)。
 実際のプレイについては基本的に、記載されている手順表の通りに進めれば問題ないが、いささか単調になりがちなので、ちょっとしたイベントを準備しておく方がよいだろう。また、天候や気温については事前に表を準備しておいた方が進行がスムーズにいくと思われる。
 なお、ATVの詳細については本来、Across the Bright Faceに記載されていたのだが、日本語版は個別に訳されたこともあり、こちらにも記載されている。

Across the Bright Face
一方こちらは、地軸が恒星に向いていて、北半球が灼熱、南半球が凍り付いているという惑星Dinomが舞台、本来はAlent Streen氏に同行して、いくつかの施設を視察するだけだったのだが、その途中で労働者の反乱に巻き込まれ、Alent Streen氏が殺害されてしまう。雇主を失ったPCたちは何とか、ATVに逃げ込み、宇宙港のあるRhylanに向かっての逃避行を開始する。
 順当にいけば24時間以内にRhylanにたどり着けるはずであるが、最短ルートを通ると追手に見つかる危険性が高くなり、かといって、迂回しすぎると燃料不足に陥る危険性がある、と一筋縄ではいかないものになっている。なお、無事に宇宙港にたどり着いたとしても、そこにちょっとした「罠」が仕掛けられている。PCの経済状況によっては非常に厳しいことになるかもしれない、健闘を祈る。
 ゲームの進行はMission on Mithrilと同様の手順表にしたがって進めていくことになるため、それほど戸惑うことはないであろう(演出を工夫しないと単調になりがちなのはこちらもいっしょであるが・・・)。そのため、比較的扱い易いアドベンチャーに仕上っている。また、タイトルは「焦熱面横断」だが、タイトルに反して寒冷面を経由して宇宙港に向かうことも不可能ではない。
| Travellerシリーズ | 22:44 | トラックバック:0コメント:0
Double Adventure 1 Shadows/Annic Nova
GDW(FFE)/HobbyJapan(Shadowsのみ)/雷鳴

ショートアドベンチャー2本をセットにして発売していたダブルアドベンチャーシリーズの第一弾。ただし、 HobbyJapan版はスタートセット付属シナリオとして、ShadowsがMission on Mithrilと共に収録されており、私の知る限り、Annic Novaは翻訳されていない。従って、GDW版の構成にあわせて翻訳されたのは(私の知る限りでは)今回の雷鳴版が初めてのはず。

Shadows
Yourbandから、Kinorbへ向けて離陸したときに雲の切れ間から、不思議なピラミッドを発見、調査のため近くに着陸しようとしたときに、ビームの至近弾を受けてしまう。なんとか無事に着陸はしたもののビームを無力化せずに離陸した場合、船が破壊される可能性は80%との計算が・・・。生きて帰るためには、何とかしてビームを無力化するしかない。
・・・という状況から始まるのだが、なにせ、舞台となるYourbandは腐食性大気を持つ惑星で、宇宙服が8時間しかもたないようなところである。実際、この時間制限はかなり厳しく、のんびり探索しているとあえなく時間切れということも少なくない(経験者談)。ただし、探索範囲が限られているため、経験の少ないレフェリーでもコントロールしやすく、レフェリー入門には最適かもしれない(ただし、時間管理はしっかりする必要がある)。

Annic Nova
こちらは、Kenigにあるガスジャイアントの軌道で遭遇した難破宇宙船の探索もの。開始時点で、すでに宇宙船を発見していることになっているけれど、ただでさえ、宇宙船の来ない星系(宇宙港タイプE)で、なおかつ、主世界から離れた位置のガスジャイアントにPC達が向かった理由づけがなされていないのが難点か(そのくらい考えろということなのだろう)。こちらも、探索範囲が限られているため、比較的行いやすいアドベンチャーではないかと思う。・・・それにしても、こんな変な船、誰が作ったんだ・・・。ShadowよりもPCのリスクが低いため、初めてやるのであれば、こちらの方がより向いているのではないかと思う。

なお、どちらのアドベンチャーもPC一行が宇宙船を所有していることが前提となるので、その点は注意すること(プレロールドキャラを使用する場合、いずれもNo.1のキャラが宇宙船を所有している(ShadowsではS型偵察艦、Annic NovaではA2型外航自由貿易船となる))。
| Travellerシリーズ | 00:02 | トラックバック:0コメント:0
World Builder's Handbook
Digest Group Publications

帝国偵察局が未知世界を探査、調査する際の手順や装備品、惑星の詳細データを作成するためのルールセットが一つになった、お買い得(?)サプリメント。

まず、調査及び探査の章であるが、Class I~Class Vまでの各調査でどのくらいの期間かけてどのような調査が行われるかから、調査時のチェックリスト、地上探査手順や、現地種族とのコンタクト手順まで用意されている。なお、もっとも詳細なClass Vの調査となると調査対象惑星の全てに、調査隊を送り込む大がかりなものとなり、調査完了までに平均して5~10年かかるというものである。また、チェックリストをうまく利用すれば、即興の未探査星系アドベンチャーを行うことも可能な仕組みとなっている。

次に、装備品であるが、小さいものは、各種センサー、スキャナー類から、大きいものは、探査用Gキャリアー、ドノセフ級400トン調査船まで、おおよそ惑星探査、調査任務で必要な装備品は一通り付属している。書式的には、レフリースクリーン付属の装備品シートと同じ書式になっており、コピーして使いやすいようになっている。面白いフォームとしてはセンサーリードアウトパネルのシートがある。これは、センサーにどういう反応が表示されたかをそのまま記述できるものでおおよその距離と、方角、動きなどを記述できるようになっている(口頭で説明する代わりに、書き込んで渡せば一目瞭然・・・事前に読みかたのレクチャーは必要かもしれないけれど)。

惑星の詳細データ作成ルールは、偵察局で拡張された星系作成ルールの拡張版で、個々の惑星の詳細データが作成できるようにされたものである。直径や、自転周期、公転周期を始め、密度、重力、地殻変動係数、反射率、温室効果、大気圧、大気組成、ある程度の緯度毎の最高気温、最低気温、資源、社会習慣、都市ごとの人口、権力体系、法体系(分野別ローレベル)、信仰体系、分野別TLと、「そこまでやるか!?」といいたくなるくらいの充実ぶりである。なお、ハイテクの宗教惑星だと、神の扱いが「哲学的無神論」で、信仰の目標が「ニヒリズム」などという、わけのわからない世界ができたりする(それもまた一興ではあるけれど・・・)。また、社会習慣も衣服、食事、居住、家族など、様々なものが用意されていている。

もちろん、惑星図を書くためルールも拡張されていて、プレート分割に加え、プレート毎の動きを加味して作成していく形式となっている。

・・・最大の難点は手作業でやるのはかなりの手間がかかるということ。既に、このレベルのデータを作成してくれるソフトウェアが、いくつかあるようなので、そういうものを利用するのが賢明だろう(このサプリメントの発売当時もコンピューター版は存在していたけれど、動作環境がIBM,Mac,Apple IIだったから・・・)。

ちなみに、私は、ずいぶん前に、一星域の、各星系の主要惑星分(57惑星分)を作っただけで力尽きた・・・。
| MegaTravellerシリーズ | 23:01 | トラックバック:0コメント:0
Starship Operator's Manual Vol. 1
Digest Group Publications

トラベラー世界での宇宙船がどのような仕組みで動いているか、ということを解説した解説書。Vol.1となっているが、結局Vol.2以降はでなかったらしい。

内容は、大きく、宇宙船を構成する各システム(通常ドライブ、ジャンプドライブ、フライトコントロール、etc.)の解説や、A型自由貿易船の船内図、操船関連の詳細ルールにわかれている。また、各部にベテラン船長(Old Timer氏)から、新米(?)に対してのアドバイスが記されている。

まず、宇宙船の各システム解説であるが、発展の歴史や動作原理に加え、機器構成図、及び解説、関連トピックなど、かなり詳細な解説がなされている。特に商船に特化した内容というわけではなく、あらゆる宇宙船に共通した解説となっている(そのため、武器やスクリーンの解説では商船ではまず見られない中間子砲などの解説も存在している)。

各部に点在しているOld Timer船長のアドバイスは、船長の若いころの体験談や、噂話なども含まれており、その部分だけ拾い読みしても読みものとして楽しめるものとなっている。

次にA型自由貿易船の船内図であるが、 デッキプランに加え、船内設備のイラストが収録されており、宇宙船の設備がどうなっているか(軍艦ではまた違う部分もあるだろうが)がよくわかるようになっている。この部分はプレイ中にプレイヤーに見せるイラストとしても非常に重宝する(2等寝台はカプセルホテルを彷彿とさせるが・・・)。

巻末には、一般的な宇宙船のサイズ比較表や、操船関係のチャートやタスクがまとめられており、プレイ時に使い易くなっている・・・もっとも、通常のプレイで、ここまで詳細なタスクを使うことはまずないと思われる。

・・・思うに、Vol.2以降が出なかった理由は、Vol.1の内容を充実させ過ぎてネタがなくなったのではないかのではないかという気がする。そのくらいよくできた一冊である。ただ、プレイの際にはイラストページ以外を活用した経験は残念ながら、ない。
| MegaTravellerシリーズ | 23:41 | トラックバック:0コメント:0
The Traveller Adventure
GDW/HobbyJapan

HobbyJapan版は内容の半分近くまで雑誌掲載された後に、Book 7 「Merchant Prince」(豪商)とセットで発売されたといういわく付きの代物(何が?)。ただ、和訳された中では最大ボリュームを誇るキャンペーンシナリオで、大きなエピソードだけでも12個に及ぶ。おそらく、実際にプレイするとしたら、月に2回のセッションを行ったとしても1年近くかかるであろうと思われる大作である(毎週プレイしたとしても半年くらいは楽に遊べるだろう)。

舞台となるのはヴァルグル連合との国境にあたるアラミス星域、400トン級政府指定商船、「マーチ・ハリアー」の乗組員として働くPC一行は、惑星アラミスのリーダー市での休暇中に、暴漢に襲われている一人のヴァルグル人を助けることになる、それが、思わぬ事件に巻き込まれる原因となるとも知らずに・・・。

・・・てな感じで始まるこのアドベンチャー、基本的には「マーチ・ハリアー」で貿易を続けながら、途中で様々な事件に関わり(または巻き込まれ)
つつ、最終的にはある陰謀を阻止するために奔走する(?)という流れとなる。無事にアドベンチャーを終了すれば、強力なコネとかなりの額の報酬を得ることができるが、そこまでの道のりは長い。導入部にあたる「ジーラへの初寄港」終了までは決まった流れであるが、その先の展開はレフリー次第、パトロンの章や、異星での遭遇の章のミニシナリオを織りまぜつつ、動いている陰謀の情報を絡め、プレイヤーたちをクライマックスへと導いていく必要がある。この部分のさじ加減でアドベンチャー終了までの期間がだいぶ変わってくるであろう。個人的には、あまり先を急ぐことなくのんびりやる方がよいのではないかと思っている。

資料としては、マーチ・ハリアー(R型政府指定商船)のデッキプランと、アラミス星域に交易路を持つ運輸会社の解説(及び交易路)や、各運輸会社の宇宙船データなど、使いまわしの効くものがそろえられている。また、パトロンの章や、異星での遭遇の章もシナリオ自作の際役立つであろう。

なお、巻末にはヴァルグル人キャラクター作成ルールが付属している。人類キャラクターとの違いは、人類より、筋力、耐久力に劣る(2D-1)ものの、
敏捷力に優れ(2D+1)社会身分度の代わりに、カリスマ度(ヴァルグル人グループ内での権力、A以上であれば称号を名乗れる)があるくらいで、スキル的には、ほぼ同じとなっている(ただし、<格闘>スキルの代わりに<近接戦闘>というスキルがある、使うのは「歯」と「爪」、ようするに、「噛む」&「引っ掻く」、スキル修正に加えて+2(ヴァルグル人以外が相手ならさらに+1)の攻撃修正がつくのでなかなか強力)。
| Travellerシリーズ | 00:23 | トラックバック:0コメント:0
| ホーム |

プロフィール

ナイR@TEP

Author:ナイR@TEP
トラベラーシリーズに手を出してはや20年以上になりました。
ここ何年もプレイする機会に恵まれないけど、またやりたいなぁ・・・。

最近の記事
最近のコメント
最近のトラックバック

月別アーカイブ
カテゴリー
ブロとも申請フォーム
ブログ内検索

RSSフィード
リンク