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古典SF-RPGトラベラーシリーズの話題ほか、いろいろ

トラベラー狂会 ルルイエ支部

World Builder's Handbook
Digest Group Publications

帝国偵察局が未知世界を探査、調査する際の手順や装備品、惑星の詳細データを作成するためのルールセットが一つになった、お買い得(?)サプリメント。

まず、調査及び探査の章であるが、Class I~Class Vまでの各調査でどのくらいの期間かけてどのような調査が行われるかから、調査時のチェックリスト、地上探査手順や、現地種族とのコンタクト手順まで用意されている。なお、もっとも詳細なClass Vの調査となると調査対象惑星の全てに、調査隊を送り込む大がかりなものとなり、調査完了までに平均して5~10年かかるというものである。また、チェックリストをうまく利用すれば、即興の未探査星系アドベンチャーを行うことも可能な仕組みとなっている。

次に、装備品であるが、小さいものは、各種センサー、スキャナー類から、大きいものは、探査用Gキャリアー、ドノセフ級400トン調査船まで、おおよそ惑星探査、調査任務で必要な装備品は一通り付属している。書式的には、レフリースクリーン付属の装備品シートと同じ書式になっており、コピーして使いやすいようになっている。面白いフォームとしてはセンサーリードアウトパネルのシートがある。これは、センサーにどういう反応が表示されたかをそのまま記述できるものでおおよその距離と、方角、動きなどを記述できるようになっている(口頭で説明する代わりに、書き込んで渡せば一目瞭然・・・事前に読みかたのレクチャーは必要かもしれないけれど)。

惑星の詳細データ作成ルールは、偵察局で拡張された星系作成ルールの拡張版で、個々の惑星の詳細データが作成できるようにされたものである。直径や、自転周期、公転周期を始め、密度、重力、地殻変動係数、反射率、温室効果、大気圧、大気組成、ある程度の緯度毎の最高気温、最低気温、資源、社会習慣、都市ごとの人口、権力体系、法体系(分野別ローレベル)、信仰体系、分野別TLと、「そこまでやるか!?」といいたくなるくらいの充実ぶりである。なお、ハイテクの宗教惑星だと、神の扱いが「哲学的無神論」で、信仰の目標が「ニヒリズム」などという、わけのわからない世界ができたりする(それもまた一興ではあるけれど・・・)。また、社会習慣も衣服、食事、居住、家族など、様々なものが用意されていている。

もちろん、惑星図を書くためルールも拡張されていて、プレート分割に加え、プレート毎の動きを加味して作成していく形式となっている。

・・・最大の難点は手作業でやるのはかなりの手間がかかるということ。既に、このレベルのデータを作成してくれるソフトウェアが、いくつかあるようなので、そういうものを利用するのが賢明だろう(このサプリメントの発売当時もコンピューター版は存在していたけれど、動作環境がIBM,Mac,Apple IIだったから・・・)。

ちなみに、私は、ずいぶん前に、一星域の、各星系の主要惑星分(57惑星分)を作っただけで力尽きた・・・。
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| MegaTravellerシリーズ | 23:01 | トラックバック:0コメント:0
Starship Operator's Manual Vol. 1
Digest Group Publications

トラベラー世界での宇宙船がどのような仕組みで動いているか、ということを解説した解説書。Vol.1となっているが、結局Vol.2以降はでなかったらしい。

内容は、大きく、宇宙船を構成する各システム(通常ドライブ、ジャンプドライブ、フライトコントロール、etc.)の解説や、A型自由貿易船の船内図、操船関連の詳細ルールにわかれている。また、各部にベテラン船長(Old Timer氏)から、新米(?)に対してのアドバイスが記されている。

まず、宇宙船の各システム解説であるが、発展の歴史や動作原理に加え、機器構成図、及び解説、関連トピックなど、かなり詳細な解説がなされている。特に商船に特化した内容というわけではなく、あらゆる宇宙船に共通した解説となっている(そのため、武器やスクリーンの解説では商船ではまず見られない中間子砲などの解説も存在している)。

各部に点在しているOld Timer船長のアドバイスは、船長の若いころの体験談や、噂話なども含まれており、その部分だけ拾い読みしても読みものとして楽しめるものとなっている。

次にA型自由貿易船の船内図であるが、 デッキプランに加え、船内設備のイラストが収録されており、宇宙船の設備がどうなっているか(軍艦ではまた違う部分もあるだろうが)がよくわかるようになっている。この部分はプレイ中にプレイヤーに見せるイラストとしても非常に重宝する(2等寝台はカプセルホテルを彷彿とさせるが・・・)。

巻末には、一般的な宇宙船のサイズ比較表や、操船関係のチャートやタスクがまとめられており、プレイ時に使い易くなっている・・・もっとも、通常のプレイで、ここまで詳細なタスクを使うことはまずないと思われる。

・・・思うに、Vol.2以降が出なかった理由は、Vol.1の内容を充実させ過ぎてネタがなくなったのではないかのではないかという気がする。そのくらいよくできた一冊である。ただ、プレイの際にはイラストページ以外を活用した経験は残念ながら、ない。
| MegaTravellerシリーズ | 23:41 | トラックバック:0コメント:0
Rebellion Source Book
GDW/HobbyJapan

1116年の皇帝暗殺事件から、1120年までの帝国内の動きと反乱勢力の分布、外部勢力の動きなどを解説したソースブック。

構成としては、最初に皇帝暗殺時件の顛末、ヴァリアンの死に関するふたつの証言から、反乱の経緯や、皇帝の系図、現在(1120年)の様相と続き、その後、帝国艦隊や、兵站基地、陸軍、情報組織、反乱勢力、反乱の流れ、装備品、最重要任務(シナリオ)、宙域図の作成となっている。

まず、皇帝暗殺から、帝国を駆け抜けた波紋までの章は、背景情報であるが、どこまでをPCに伝えるかはレフリー次第だろう(伝えるにしても、「帝国を駆け抜けた波紋」の章を参考に日付を調整することを忘れないように)。次の反乱の様相の章は、シナリオネタになりそうな情報がゴロゴロしていて、読んでいてなかなかに楽しい部分である(マテ)。

帝国艦隊から、情報組織までの章は帝国軍の組織を知る上での資料として価値が高いと思われる。まず、帝国艦隊の章では、各星域毎の艦隊配置や指揮系統図、艦隊や戦隊の解説がなされており、加えてアスランの海軍組織についても解説されている。また、兵站基地についても一章が割かれており、各兵站基地の配置や、平時、戦時における役割などが解説されている。帝国の陸軍の章では陸軍組織や世界毎の部隊戦力決定表などが、情報機関の章では各勢力毎の情報機関(中にはダミーの情報機関を持ってるところもある)の動きが解説されている。

反乱勢力としては、ルカン、デュリナー、マーガレット、ヴァリアン、ストレフォン、ブランド、アンタレス、ノリス、ダイベイ、アスラン、ヴァルグル、ゾダーン、ソロマニのそれぞれについて、様々な情報が記載されており、背景情報としては十分なものと思われる。なお、上記のうちヴァリアンは、非公式の地下組織という設定だ(シナリオネタにするには面白いかも・・・)。

反乱軍の装備の章では、ヴァルグルや、アスランの巡洋艦や、帝国軍の戦艦(なぜか物質分解砲(本来TL=17の代物)装備・・・)、巡洋艦、をはじめ戦車や兵員輸送車などのデータがイラストつきで記載されており、眺めているだけでも楽しめる。

末尾に記載されている「最重要任務」は、ジャンプ6のTJ型輸送船を駆って150パーセク以上の旅をする(順調に行っても半年以上の長旅)キャンペーンシナリオ(大枠の規定がなされているだけなので実際にプレイするためにはそれなりの準備が必要)で、その後に、キャンペーンで使用する宙域図の作成方法が記載されている。

おそらく、スピンワードマーチをメイン舞台にしている限りはなくても困らない(優秀なノリスがいるおかげだ・・・)。が、陸海軍の組織や兵站基地の位置など、これまであまり紹介されていなかった情報が記載されているため、資料価値は高いと思われる。また、MT世界でレフリーするのであれば必須資料といっていいだろう。
| MegaTravellerシリーズ | 23:13 | トラックバック:0コメント:0
Fighting Ships of The Shatterd Imperium
GDW

MTの未訳サプリメントの一つ(未訳の方が多いというのは置いておくとして)で、レベリオン時代の戦闘艦カタログである・・・説明としては以上でおしまいなのだが、これだけでは寂しいので、もう少し続ける。

まず、このサプリメントの構成であるが、最初に戦闘艦の章で、いくつかの解説があり、その後、戦艦、巡洋艦、空母、護衛艦、補助鑑のデータ及び系統図が記載されるという構成になっている。

最初の「戦闘艦」の章では帝国海軍のミッションに始まり、5つの艦種(戦艦(戦艦、大型戦艦(ドレッドノート)、バトルライダー、バトルテンダーに細分される)、巡洋艦、空母、護衛艦、偵察艦)や、7つの艦隊タイプ(襲撃、戦闘、阻止、侵入、攻撃、予備、整備)、5つの小艦隊タイプ(目次では4とミスってる・・・)(バトロン(戦艦小艦隊)、クルロン(巡洋艦小艦隊、空母小艦隊含む)、タンクロン(タンカー小艦隊)、アサルトロン(攻撃小艦隊)、スカウトロン(偵察艦小艦隊))などの解説や、レベリオンでの海軍活動や、帝国の小艦隊編成表、宙域の艦隊編成の解説などがあり、正直この部分だけで元は取れているように思う(笑)。ただ、小艦隊編成表にはSoutron(偵察艦小艦隊)の編成表が抜けているのがちょっと残念。また、この編成は、第5次辺境戦争に記載されていた編成よりも縮小されているが、これはレベリオンの影響によるものなのだろう。

データ部分は、文字どおり、MT形式の宇宙船データそのもので、説明もないため、どういう船なのかについては想像力で補うしかない(一部の艦はイラストがついてはいるが・・・)。せめて、CTのFightng Ship程度の説明文でもついていればありがたかったのだが・・・。

この部分は、それぞれの艦種ごとに、発展の系統図(及び解説)がまず示され、その後TL毎の艦データが1艦1ページで記述される形式となっている。データで特徴的なのは、センサーや通信設備が必ず2系統は装備されていること、それから、大型艦の通常ドライブ性能が(CTに比べ)軒並悪化しているという点だろう。前者は戦闘艦としての特徴だが、後者は設計ルールの変更の影響ー通常ドライブもパワープラントの出力を消費する形式になったーであろうと思われる。見た限りでは(バトルライダーを除く)戦艦で4G以上のものは皆無、
巡洋艦でも2G~4G、護衛艦が3~4Gといった感じで、基本的に小型艦の方が運動性がよくなっており、より艦種毎の特徴が表れるようになっている(戦闘艦のスペックが軒並ジャンプ4、6GであったCTとはえらい違いだ(笑))。

ただ、データには、ミスが多いような印象がある。詳細な確認をしたわけではないので、単なる思い込みかもしれないが、「Cargo=12t、うち300,000tが補給用燃料(しかも、本体容量が10,000tだ・・・)」などというありえない記述がそのまま残っているくらいなので、この印象は間違いではないと思っている(軒並同じ場所が間違っているので、フォーマットミスかもしれないが、それにしてもひどいぞ)。おそらくデータを使う前に十分なチェックをする必要があるだろう。
| MegaTravellerシリーズ | 00:22 | トラックバック:0コメント:0
Wet Navy
GDW Challenge 53,54,60号に分割掲載

てなわけで、COACCに欠けていた部分である、艦載機の設計ルール、じゃない、水上艦(及び潜水艦)設計モジュールである。私の知る限りでは、一冊にまとまった形での出版はされていない。

構成としては、53号、及び54号記載分が設計ルールで、60号記載分が戦闘ルールとなっている。確か、続く61号辺りにWet Navy用のシナリオと初期テクノロジー向けの設計ルール拡張(及び水兵上級作成ルールも?)が掲載されていたはずだが、手近なところにある範囲では、残念ながら、該当号が見当たらない、いったいどこに紛れ込んだのやら・・・。

それはさておき、まず、設計ルールであるが、基本ラインはレフリーズマニュアルの設計ルールに近いものとなっているが、先に最大速度を決めてから、必要なパワー計算を行うなど、異なっている点も多々ある。特徴としては、より低TL側の拡張が豊富であることがあげられる。なにせ、動力源としては、基本の蒸気タービンや、蒸気、ディーゼルを始め、帆走や、人力(!?)なんてものまである(おまけにヴァルグル人やアスラン人の場合の出力表も付属)。もちろん、本体の材質も、皮や木材からリストアップされているといったぐあいである。もちろん、武器も、カタパルトやバリスタといったものから、火砲、魚雷、対艦ミサイル(VLSもあり)までよりどりみどりの状態(ただし、口径30cmを越える火砲は含まれていない)。もちろん、艦種として空母を選択することも可能である(ちなみに、潜水空母というのもアリだ(笑))。
構成としては53号分が本体及びパワープラント、移動手段関連で、54号が残り部分(武装、制御関連、乗員関連他)という構成である。

60号の戦闘ルールであるが、これはCOACC同様簡易版とプロット戦闘ルールという構成になっている。プロット戦闘は海戦ボードゲームに近い作りとなっている。攻撃方法としては、砲撃や雷撃に加え、ラミングや、乗り込み戦闘などもきちんとルール化されている(ミサイルや魚雷などは距離によって発射ターンではなく、次ターン以降に命中というケースももちろんある、なにせミサイルには対宇宙船ミサイルというものまで存在している・・・実際には宇宙船搭載ミサイルの水軍用だが)。判定その物は様々な局面におけるタスクとしてライブラリ化されており、かなり使いやすくなっている(目標の探知から、操作関連、戦闘判定(ASW戦闘等含む)、発艦オペレーションなど、ほぼ必要なものは網羅されている)。

このWet Navyの設計ルールが加わったことにより、MTでほぼ全ての輸送機器についてデータ化することが可能となった。もし、入手可能なら、COACCと共に入手すべき一冊(つーか、3冊)である(一冊にまとまってでなかったのが残念だ・・・)。

・・・ときに、だれか、大和を設計した人はいないでしょうか?(自分でやれって(ヲイ))
| MegaTravellerシリーズ | 00:49 | トラックバック:0コメント:0
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ナイR@TEP

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トラベラーシリーズに手を出してはや20年以上になりました。
ここ何年もプレイする機会に恵まれないけど、またやりたいなぁ・・・。

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